鯉太朗　お散歩日記

奄美地方の空。　　
色んな鳥たちの、渡りの季節を迎えております。


毎年秋になると渡りのために飛んでくる　アカハラダカ　が、
徳之島南部の山　「犬田布岳」　（イヌタブダケ）　付近に現れたとの情報を頼りに。

昨日と今日はちょいと早起きして探しに行ってみました。

昨日まず向かったのは、犬田布岳の南側。

ここは少年時代、イトコの叔父さんによく畑仕事で強制連行された、　
「カクバッテ」　と呼ばれる畑。

犬田布岳の裾野にあり、南側はちょっとした崖になってる。
その崖からは、伊仙町の上空のほとんどが見渡せる眺めの良い場所。

ここで少年時代、よくサトウキビの秋植えをさせられてた頃に、
空を覆いつくすぐらいの凄い数で飛ぶ、アカハラダカの群れを見た事があったのです。
でも昨日は群れ現れず、時間切れ

そして今朝。
もうちょっと空に近い場所の方がええかなっ・・・？と、再挑戦。
犬田布岳の中腹にある、西部ダム　に行ってみました。

ＡＭ７：００　西部ダムに到着。

秋風が山の木々に当たり、空が　「ヒョ～ッ」　と鳴く秋独特の雰囲気。
なんか出そうな予感。

そして暫し待ち伏せ。
すると・・・
３０分程過ぎた頃、２羽のハヤブサらしき鳥がこちらに向かって飛んでくるのが見えた。

おっ！！　
あれでも撮ってみようかと、カメラをバッグから取り出し空を見上げた次の瞬間！！
何処から湧いてきたのか、いつの間にか凄い数の群れになっていました。
その間約５秒程だったので驚いた

読み的中でうれしい

北の空から続々と、ダム上空に群れは飛んでくる。
群れは見事な渦巻き状で旋回しつつ、南のほうへ移動。
洗濯機の渦巻きを、横から見たらこんな感じなんだろうなぁ・・・　と何故か想像

朝日を浴びて、白く輝く。

群れは次々と現れては、
八重竿（やえぞう）辺りから伊仙町上空の方に旋回しながら飛び去ってゆく。
そして、思っていたより移動速度は速い。

飛んで来るというよりは、いきなり空に湧いて出て、いつの間にか消えるといった感じ。
これじゃ、よっぽど気をつけていない限り見つけるのは困難。


多分、人里の上空辺りではこの鷹、星屑程度にしか見えないものと思われ・・・
島に住む多くの人は、アカハラダカの渡りなんてのは見た事ないんだろうなぁ。

そんな事を思いつつ、写真を撮るのもそこそこにヤメてと。
飛んでる群れの姿を、肉眼でゆっくり眺めてる方が面白いって事に気付く。

後半は、ダム上空を旋回するアカハラダカの飛翔に見とれておりました。

ほんまに面白かったぁ　　　でも、望遠が足らん季節の始まりやなぁ～


Ｅ－３０　　ＺＤ　ＥＤ５０－２００ｍｍＳＷＤ＋１．４テレコン